令和2年度 第1回校内研究授業(英語)

令和2年9月8日(火)

9月8日(火)に大分大学教育学部の御手洗靖教授をお招きし,丸田仁先生が2年D組の生徒と英語の研究授業を行いました。単元は,「日本の食文化について理解し,それぞれの地域の魅力を発信する」です。ねらいは,「There is(are)~.や動名詞の用法を学んで表現の幅を広げるとともに,日本食について深く理解し,それを外国人に英語で伝えられるようになる」で,外国人と文化を交流する際に必要な知識や技能を身に付けることを目標としました。本授業は現行の4観点評価で作成していますが,評価については来年度を見据えて構成しています。

今回は単元の導入に位置付けた授業です。日本食が大好きなALTのマチュー先生の「家族旅行に行くなら北海道がいいか,沖縄がいいか」,さらに「夏がいいのか,冬がいいのか」というビデオレターを,生徒は真剣な眼差しで視聴していました。そして,単元の最後に設定されたこの相談に答えるパフォーマンステストに対応できるか,ペアワークで力試しをおこない,改善点を話し合いました。その際,既習事項である文章の構成の知識や自分の描いたイメージマップを活用しました。生徒から「There is~.」を使いたいという意見があり,今後の学習を楽しみにしている様子も見られました。

事後研では本校の研究の1つである「問い」の工夫Ⅰ,Ⅱが有効であったかや評価について,以下の意見を交わしたり,助言をいただいたりしました。

  • 本時で生徒が十分に活動できている。単元のめあてを生徒が確実に理解できたのではないか。ルーブリック(評価基準と記述)は次回,生徒に示す
  • ルーブリックを作成する際に,単元内容を組み込んだ具体的な記述にすることが重要。
  • ルーブリックを教師が作成して示す方法もあるが,生徒と共に作成することも可能。
  • 「主体的に学習に取り組む態度」の評価は,「自分の言葉を付け加えて」などを加えることが有効。
  • 単元のゴールまでに必要な知識・技能を振り返りで問うたが,生徒には知識と技能の区別ができておらず,確実に理解させる必要がある。
  • 最初に書いた英文に,イメージマップから内容を付け加えて伝えている生徒がいた。それも即興性の一つ。
  • 表現する中で相手意識が大切であり,「Toriten」など日本文化言ったときにそれを 説明する力が必要。
  • 相手の考えを聞いた際に「I agree.」などの反応があり,活発な会話ができていた。

事後研では本校の研究の1つである「問い」の工夫Ⅰ,Ⅱが有効であったかや評価について,以下の意見を交わしたり,助言をいただいたりしました。

指導案 ■日本の食文化について理解し,それぞれの地域の魅力を発信する
(Lesson 4 Enjoy Sushi,New Crown English Series 2)【PDFファイル】